2025.08.14
防水工事・外壁塗装コラム
兵庫県・神戸市での外壁塗装は艶あり?艶なし?違いや選び方をプロが徹底解説
外壁塗装を検討するとき、「艶あり」と「艶なし」ではどちらが良いのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
「艶ありだとテカテカしすぎない?」「艶なしは耐久性が劣るって本当?」
など、見た目の印象だけでなく、機能面への影響も気になるポイントです。
そこで、本記事では、艶の種類によってどのような違いがあるのか、それぞれのメリット・デメリットや耐久性への影響について分かりやすく解説いたします。
さらに、艶選びを失敗しないためのポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の艶あり・艶なしとは?外壁塗装における艶の基本知識

外壁塗装における「艶(つや)」とは、塗装面における光の反射具合のことを指します。
艶があるほど光を反射し、塗装面に光沢が生まれ、逆に艶が少ないほど光の反射がなくなり、マットで落ち着いた印象に仕上がります。
艶の種類は5段階
外壁塗装に使われる塗料の艶には、以下のような5段階の種類があります。
艶の種類 | 光沢の度合い | 光の反射 |
---|---|---|
艶あり | 最も光沢が強い | 70%以上 |
7分艶 | やや落ち着いた光沢 | 55~65% |
5分艶 | 控えめな光沢 | 30%~40% |
3分艶 | 光沢はかなり控えめ | 10~20% |
艶なし | 光沢ほぼなし | 5%以下 |
外壁塗装における艶は、一般的に「艶あり」から「艶消し」まで5段階に分かれますが、すべての塗料で5段階が用意されているわけではありません。塗料の種類によっては「全艶消し」がなかったり選べないものもあります。
艶あり・艶なしでここまで違う!見た目の印象と仕上がりの違い

艶の違いによって、外壁の印象は驚くほど変わります。
たとえば、「艶あり」は明るく華やかで、新築のような仕上がりになり、「艶なし」は落ち着いた風合いで、高級感や重厚感を演出できます。
見た目の好みはもちろん、建物の立地や周囲の景観との調和も考慮することで、より満足度の高い外壁塗装になるでしょう。
艶あり塗料・艶なし塗料のメリットとデメリットとは
外壁塗装の「艶あり」か「艶なし」かの選択は、見た目だけでなく、耐久性や機能性にも関わってきます。それぞれの特徴を理解したうえで、建物の立地や用途、ご自身の好みに合った艶感を選ぶことが大切です。
艶あり塗料のメリット・デメリット
メリット:
- 光沢があり新築のような美しさを再現できる
- 汚れが付着しにくく、雨で流れやすいためメンテナンスがしやすい
- 塗膜が厚く、紫外線や雨風に強いため耐久性が高い
デメリット:
- 光を反射するため、まぶしく感じたりテカリが気になる場合がある
- 「テカテカして安っぽく見える」「おもちゃのような質感が気になる」といった声も
艶消し塗料のメリット・デメリット
メリット:
- 光の反射を抑え、落ち着きのあるマットな質感に仕上がる
- 外壁が景観や自然に調和しやすく、上品で高級感がある
- 「テカテカしすぎた外壁は少し苦手」という方には最適
デメリット:
- 市場に出ている全艶消しの塗料は種類が少ないため、選択肢が限られる
- 艶を消す成分を加えると、やや耐久性が落ちる傾向がある
- 汚れが付着しやすく、雨で流れにくいことも
ただし、岡防水工業では最初から艶消し設定で製造されている塗料のご提案も可能なため、こうしたデメリットを気にされる場合も安心です。
艶と耐久性の関係性「艶がない=弱い?」
外壁塗装において、「艶がある方が長持ちする」というイメージを持たれがちですが、必ずしも艶の有無だけで耐久性が決まるわけではありません。
たしかに、艶消し塗料には艶を抑える「艶消し材」が含まれるため、そのぶん、紫外線や雨風に対する耐久成分の割合が減ることがあり、やや耐候性が下がる傾向もあります。
しかし現在では、艶消しでも10年程度の耐久性を持つ塗料も多く、通常の住宅外壁のメンテナンス周期(10〜15年)に対しては大きな問題となるほどの差ではありません。さらに、最初から艶消しで設計された塗料を選べば、耐久性への影響もほとんど気にする必要はないでしょう。
また、塗装の耐久性を左右する要因は艶の有無だけでなく、紫外線の強さ、排気ガス、塩害などの立地環境も大きいといわれています。
たとえば、神戸市のような海辺のエリアでは、潮風や排気ガス、強い紫外線などの影響を受けやすいため、塗料選びの際にこうした地域性も加味することが重要です。
岡防水工業では、地元・神戸での施工実績を活かし、地域環境に合ったご提案をおこなっていますので、安心してご相談ください。
施工事例から学ぶ!艶の違いと塗料選びのヒント
外壁塗装の艶感は、建物の印象を大きく左右します。
ここでは、実際の施工現場での傾向やお客様の声、職人の視点から、艶選びのヒントを解説します。
事例から見る艶あり・艶なしの使い分け
外壁塗装における「艶感」は、建物の見た目を大きく左右します。たとえば、艶ありは明るく華やかに、艶なしは落ち着いた高級感を演出するなど、それぞれに魅力があります。ご自身の物件に合わせた艶感を選ぶといいでしょう。
多くの施工事例を見ると、建物のデザインや立地によって、艶の使い分けがされていることが分かります。
- 艶あり:日当たりの良い場所や、住宅街で明るい印象を与えたいときに多く選ばれます。塗装後はツヤがあり、新築のように生き生きとした印象になります。
- 艶なし:シンプルモダンな住宅や、自然との調和を意識した建物に人気があります。マットな質感が落ち着きを感じさせ、景観になじむ上品な仕上がりが好まれています。
職人の視点から見る、艶選びで注意したいポイント
現場の職人からも、艶選びに関するアドバイスがあります。
- 艶あり塗料は、汚れが付きにくくメンテナンス性が高い反面、光の反射が強く出やすい
- 艶なしは自然な仕上がりだが、表面に細かな凹凸があり、汚れが残りやすい傾向がある
- 艶を強く出しすぎると、外壁材本来の風合いや質感が損なわれる場合もある
そのため、艶感を選ぶ際には、周囲の環境・建物の雰囲気・耐久性のバランスなどを考えたうえで判断することが重要です。
塗装業者に依頼する前に必須!艶選びを失敗しないポイント
外壁塗装の「艶選び」は、色選びと同じくらい仕上がりに大きな影響を与える大切な要素です。
塗装後に「思っていたよりも光沢が強すぎた」「もっと落ち着いた印象にすればよかった」と感じてしまうケースも少なくありません。
とくに注意したいのが、カラーシミュレーションでは艶の質感は再現できないという点です。画面上で見た色味と、実際に塗った外壁の艶感には大きな違いが出ることがあります。
「思ったよりテカテカして安っぽく見えたので、やっぱり艶消しに変更したい」といったご相談もよくある話です。
そのため、塗装前にはサンプル板や過去の施工写真などを使って、実物に近い状態で色と艶を確認することが重要です。
業者によっては、無料のカラー相談やサンプルでシミュレーションをおこなっているところもありますので、ぜひ積極的に活用しましょう。
岡防水工業では、事前にサンプルをご覧いただけるほか、過去の施工例写真などをもとに、仕上がりのイメージをご提案しています。
まとめ
外壁塗装における「艶あり」と「艶なし」は、単なる見た目の違いだけでなく、耐久性や周囲との調和、メンテナンス性など多くの要素に影響する大切なポイントです。
岡防水工業では、遮熱性や耐久性などの機能性重視の68色と業界随一の豊富なカラーを取り揃えております。また、50年以上にわたる地元密着の経験と、外壁塗装1万棟以上の実績をもとに、お客様一人ひとりのご要望に合わせた最適な艶感・塗料をご提案しています。
「艶ありにしたいけど派手すぎるのは不安」「艶なしにしたいけれど耐久性が気になる」そんなお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。