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2023.03.29

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外壁塗装の塗料選びに役立つ!全6種類の塗料のグレードや特徴について解説

外壁塗装の塗料選びに役立つ!全6種類の塗料のグレードや特徴について解説 外壁塗装において塗料選びは重要なポイントの一つですが、 「塗料の種類がわからない」 「グレードの高い塗料を選ぶべきなのか」 などさまざまな疑問があるでしょう。

そこで今回は、外壁塗装を検討している方に向けて、塗料の種類や特徴などを解説していきます。塗料選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

1 【6種類】外壁塗装の塗料のグレードと特徴

そもそも外壁塗装には「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3度の塗装工程があります。下塗りにはシーラー、フィーラーなどの下塗材が使用されるので、外壁塗装でいう塗料は中塗りと上塗りに使用されます。

ただ、ひとえに塗料といってもさまざまな種類があり、塗料の種類が変わることで以下の点に違いが生じます。

・費用
・耐用年数
・適した外壁材
・そのほかの機能

また、塗料は大きく「樹脂」「顔料」「添加剤」の3つで構成されており、成分が変わることで価格や耐用年数などに違いが生じます。塗料ごとの費用と耐用年数を以下の表にまとめました。

塗料の種類 価格(1㎡あたり) 耐用年数
アクリル塗料 1,200~1,800円/㎡ 5~7年
ウレタン塗料 1,800~2,200円/㎡ 7~10年
シリコン塗料 1,800~2,600円/㎡ 8~12年
ラジカル制御抑制塗料 1,800~2,800円/㎡ 8~18年
フッ素塗料 3,500~4,700円/㎡ 15~20年
無機塗料 4,500~5,500円/㎡ 25~30年

耐用年数や費用はあくめで目安ですが、基本的に耐用年数が長くなるごとに塗料の単価もアップする傾向にあります。より詳しい塗料の特徴について、解説していきます。

1-1 アクリル塗料

アクリル樹脂から作られるアクリル塗料は、塗料の中で最も安価ですが、5~7年ほどの耐用年数となっています。とくに屋外は雨風や紫外線にさらされて劣化しやすいので、外壁塗装で使用されるケースはほとんどありません。

ただ、費用を抑えたい、短いスパンで塗り替えをして気分を変えたいといった場合には採用されることもあります。

価格 1,200~1,800円/㎡
耐用年数 5~7年
メリット 安価で施工できる
発色がよい
デメリット 耐用年数が短い
頻繁に外壁塗装が必要

1-2 ウレタン塗料

ウレタン樹脂から作られるウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐用年数が長いものの、上位グレードの塗料にあたるシリコン塗料の価格が普及とともに安くなったため、現在ではあまり採用率が高くありません。

ただ、木から金属まで素材を選ばず相性がよいこと、ウレタン塗料は柔軟性が高いのでひび割れが生じやすいモルタルやコンクリート外壁と相性がよいというメリットがあります。

価格 1,800~2,200円/㎡
耐用年数 7~10年
メリット 塗る場所を選ばない汎用性がある
柔軟性が高くひび割れやすい外壁材と相性がよい
デメリット コストパフォーマンスがあまり高くない

1-3 シリコン塗料

シリコン塗料はシリコン樹脂から作られており、現在最も主流になっている塗料です。

シリコン塗料は安定した耐久性があるうえに価格が比較的安いので、コストパフォーマンスの高い塗料として人気があります。人気が高い塗料なので各社さまざまな製品を販売しており、カラーバリエーションが豊富なので選ぶのも楽しいでしょう。

ただ、2012年によりコストパフォーマンスの高いラジカル制御抑制塗料が登場し、ややシェア率が低下している傾向にあります。

価格 1,800~2,600円/㎡
耐用年数 8~12年
メリット 商品ラインナップが豊富
施工実績が豊富
デメリット 商品の中には耐用年数が低いものもあるので、塗料選びを慎重に行う必要がある

1-4 ラジカル制御形塗料

塗料の多くは「シリコン塗料」「アクリル塗料」などは塗料に含まれる樹脂の主成分の名前が付けられていますが、ラジカル制御型塗料は樹脂の名前ではなく、ラジカルの発生を抑制する機能のある塗料というのが由来となっています。

そのため、ラジカル制御型塗料の主成分は、アルカリ樹脂やシリコン樹脂など、他の塗料と同じ材料が使用されています。

外壁塗装は雨風や紫外線などの刺激を受け続けて、年数が経つごとに劣化しますが、その劣化を引き起こす劣化因子のことを「ラジカル」といいます。ラジカルの発生を抑制できれば、耐用年数の長い塗料となるという発想で生み出されたのが、「ラジカル制御型塗料」です。

2012年に登場した比較的新しい塗料ですが、シリコン塗料と価格が変わらないのに耐用年数が長いことから、現在人気が高まっている塗料です。ただし、施工実績が豊富ではないこと、カラーバリエーションが少ないことなどがデメリットといえるでしょう。

価格 1,800~2,800円/㎡
耐用年数 8~18年
メリット シリコン塗料以上にコストパフォーマンスが高い
デメリット 施工実績が少ない
シリコン塗料ほど商品数が多くない
濃い色のカラーバリエーションが少なめ

1-5 フッ素塗料

フッ素樹脂から作られるフッ素塗料は、高単価であるもののその分耐用年数が長いことが特徴です。

最初の施工費用が高額になるものの、塗り替えのスパンを長くできるので、長期間外壁塗装が不要になるメリットがあります。

ただ、塗膜が硬いのでモルタルやコンクリート外壁とは相性がよくない、ツヤのある塗料しかないなどの注意点もあります。また、フッ素塗料を施工するとほかの樹脂の塗料を施工しにくくなるため、2回目以降の外壁塗装もフッ素塗料になる可能性が高いのも注意しなければならないポイントでしょう。

価格 3,500~4,700円/㎡
耐用年数 15~20年
メリット 耐用年数が長い
防汚性が高く、美しい外壁を維持しやすい
デメリット 施工費用が高額になる
塗膜が硬いため、ひび割れを起こす可能性がある
マットな仕上がりにできない
次回以降の外壁塗装もフッ素塗料を選ばなければならない可能性がある

1-6 無機塗料

これまで解説した塗料とは異なり、無機物を配合した塗料のことを無機塗料といいます。

シリコン塗料やアクリル塗料などに含まれる樹脂は有機物であり、紫外線や雨風の影響を受けて劣化していきます。しかし、無機物なら外的要因の刺激を受けても劣化しにくく、フッ素塗料以上の耐用年数を実現可能です。

たとえば、無機物であるガラスは、年数が経ってもほとんど劣化することがないでしょう。

ただ、無機塗料とはいえ、無機物だけで構成されているわけでなないので、少しずつ劣化します。また、フッ素塗料と同様に塗膜が硬いのでひび割れが生じやすいこと、単価が高いことなどで注意点です。

価格 4,500~5,500円/㎡
耐用年数 25~30年
メリット 耐用年数が長い
塗料の中で最上級グレードにあたる
デメリット 施工費用が高額になる
塗膜が硬いため、ひび割れを起こす可能性がある

2 まとめ

今回は塗料の種類ごとの特徴やメリット、デメリットなどを解説しました。

弊社は認定を受けた業者でしか取り扱えないアステックペイントの施工に対応しているのが特徴の一つですが、そのほかにも高性能な塗料を住宅に合わせて提案可能です。

兵庫県神戸市を中心にサービスを提供し、創業から50年以上の実績と高度な施工技術にも自信があります。「外壁塗装の塗料選びに迷っているので、信頼できる業者に相談したい」という方は、まずは有限会社岡防水工業へぜひ一度ご相談ください。

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岡幸治 / 有限会社岡防水工業 代表取締役
昭和39年より兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている有限会社岡防水工業の代表取締役。
1級建築施工管理技士や1級防水施工技能士等の資格を取得し、外壁塗装業界で20年以上働いています。

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