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2023.05.01

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外壁塗装の塗料のグレード一覧!特徴や耐用年数、成分などの違いを詳しく解説

外壁塗装は住宅の美観を維持するだけでなく、雨風や紫外線から大切な住まいを守る役割も担っていますが、塗料のグレードや分類によって耐用年数や期待できる効果などが変わります。

しかし、外壁塗装は頻繁に行うものではないため、どのようなグレードや分類があるのかわかわない方も多いでしょう。

そこで今回は、外壁塗装で使用される塗料のグレードや分類について詳しく解説します。予算や要望に合う塗料を見つけるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1 外壁塗料のグレードとは?一覧で解説

外壁塗装の塗料は以下の4つを組み合わせてできています。

・ 顔料:塗料の色を決める
・ 合成樹脂:塗膜の性能を決める。樹脂(アクリル、シリコン、フッ素など)によって、塗料の耐候性や耐用年数が変わる。
・ 添加物:塗料の性能を補助的に向上させる。
・ 希釈材:樹脂を溶かしたり薄めたりする液体のこと。水と溶剤(炭化水素系・アルコール系など)に分かれる。

塗料のグレードは合成樹脂によって左右され、どのような合成樹脂を使用しているかによって耐用年数や耐候性が変わります。つまり、塗料のグレードとは耐用年数や耐候性がどれくらいあるのかを指しています。

【塗料のグレード一覧】

塗料の種類 価格(1㎡あたり) 耐用年数
アクリル塗料 1,200~1,800円/㎡ 5~7年
ウレタン塗料 1,800~2,200円/㎡ 7~10年
シリコン塗料 1,800~2,600円/㎡ 8~12年
ラジカル制御抑制塗料 1,800~2,800円/㎡ 8~18年
フッ素塗料 3,500~4,700円/㎡ 15~20年
無機塗料 4,500~5,500円/㎡ 25~30年

アクリル塗料のグレードが最も低く、フッ素塗料や無機塗料はグレードの高い塗料です。グレードが高くなるにつれて塗料の単価もアップする傾向にあり、コストパフォーマンスの高さからラジカル制御抑制塗料やシリコン塗料などが人気です。
6種類の塗料について詳しく知りたい方は「外壁塗装の塗料選びに役立つ!全6種類の塗料のグレードや特徴について解説」をご覧ください。

2 塗料の違いは耐用年数だけではない!さらに細かい分類がある

外壁塗装の塗料は、合成樹脂の違いによるグレードの差だけでなく、希釈材に何を使っているのか、艶の有無などによっても分類がわかれています。

ここでは、グレードの他にどのような分類があるのかを解説します。

2-1 油性・水性塗料について

外壁塗装の塗料は顔料が合成樹脂、添加剤が含まれているのは先に解説した通りですが、これらの成分だけでは粘度が高すぎるため希釈材で薄めて塗りやすくします。

希釈材は「水」と「有機溶剤(シンナーなど)」の2種類があり、希釈材として水を使ったものを水性塗料、有機溶剤を使ったものを油性塗料といいます。

水性塗料は塗料特有の嫌な臭いが少なく、環境や人体にも優しいほか、工事費が安いというのが魅力です。ただし、油性塗料に比べると艶が落ちるのが早い、完全に乾燥するまでは水に弱いので、天候によって作業期間が伸びやすいのがデメリットです。

一方、油性塗料は低温でも乾燥させやすい、、長持ちしやすいといった点が特徴です。ただし、油性塗料特有の臭いを発するので、気分が悪くなりやすいのが懸念点でしょう。

【水性塗料】

メリット 臭いが少ない
環境や人体に優しい
油性塗料よりも安価
デメリット 水に弱く、施工時期が天候に左右されやすい
油性塗料に比べて艶が落ちやすい
おすすめの人 臭いや人体への悪影響をできるだけ軽減したい方
費用を抑えたい方

【油性塗料】

メリット 耐久性に優れている
長期間、艶を維持しやすい
デメリット 臭いが気になりやすい
おすすめの人 外壁塗装の艶を長期間維持したい方
耐久性の高さを優先したい方

2-2 一液型と二液型について

塗料のグレードは合成樹脂の違いによるものであり、さらにすべてのグレードの塗料が「一液型」と「二液型」に分類されます。

一液型と二液型は、必要な缶数が大きな違いです。

一液型は塗料に硬化剤が含まれており、直接希釈材を混ぜ合わせて塗装できるため、必要な缶数は1つです。一方、二液型の塗料には硬化剤が含まれていないため、塗装前に塗料と硬化剤、さらに希釈材を混ぜ合わせる必要があり、2缶以上が必要になります。

一液型は価格が比較的安いことや作業工数が少なくて済むこと、翌日も塗料を使えることなどがメリットですが、二液型に比べると耐久性が低い傾向にあります。二液型は材料を混ぜ合わせたらできるだけ早く使い切らなければならないうえに価格が高めですが、耐久性が高く塗る場所が限定されないといった魅力があります。

2-3 艶有りと艶なしについて

外壁塗装の塗料は、艶の程度による違いもあります。

艶は程度によって5つに分類されており、「艶なし・3分艶・5分艶・7分艶・艶あり」があります。

艶の種類 反射率 印象やおすすめの方
艶なし 5%以下 落ち着いた印象になる
和風の建物と相性がよい
3分艶 10~20% 上品な雰囲気になる
艶がまったくないのは避けたい方におすすめ
5分艶 30~40% 艶なしと艶ありの中間なので、迷っている方におすすめ
7分艶 55~65% 耐候性や耐久性の低下を抑えつつ、艶を調整できる
艶ありの中で程度を迷っている方におすすめ
艶あり 70%以上 新築のようなぴかぴかの仕上がりになる
耐候性や耐久性を維持できる

なお、本来、塗料は艶ありが基本なので、艶を消すには艶消し材が必要になり、耐久性を落とす原因となります。

そのため、艶なしは高級感のある見た目になる一方、艶ありと比較すると耐用年数が1~2年短くなる傾向にあります。一方、艶ありは光沢感のある見た目になることに加え、艶消し材が不要なので塗料本体の性能を発揮でき、耐久性を維持しやすいのが魅力です。

ぴかぴかの外壁は避けたいものの、ある程度艶を持たせたい場合は、7分艶がおすすめです。7分艶なら艶消し材をそれほど使わないため、耐候性や耐久性の低下を抑えられます。

なお、艶の種類は塗料によって異なり、艶の程度が選べないものもあるので注意しましょう。

3 まとめ

今回は塗料グレードによる違い、どのような分類があるのかについて詳しく解説などを解説しました。

弊社は認定を受けた業者でしか取り扱えないアステックペイントの施工に対応しているのが特徴の一つですが、そのほかにも住宅に合わせてさまざまなグレード・種類の塗料を提案可能です。

兵庫県神戸市を中心にサービスを提供し、創業から50年以上の実績と高度な施工技術にも自信があります。「外壁塗装の塗料選びに迷っているので、信頼できる業者に相談したい」という方は、まずは有限会社岡防水工業へぜひ一度ご相談ください。

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岡幸治 / 有限会社岡防水工業 代表取締役
昭和39年より兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている有限会社岡防水工業の代表取締役。
1級建築施工管理技士や1級防水施工技能士等の資格を取得し、外壁塗装業界で20年以上働いています。

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